解散してしまった会社は売却可能ですか?


このご質問もいただくことが多いのでご解説いたします。
解散といってもいくつか状態がございますので、それに応じて異なってきます。


まず解散したままの状態で売却することはできません。
これはまあ当然ですよね。

そこで復活登記、というものがございます。
これは文字通り解散してしまった会社を復活するという手続きです。
こちらを行っていただければ会社が復活しますので売却可能です。

ただし、復活させるためお条件がございます。
まず清算決了登記までしてしまっている場合には、復活登記はできません。
清算決了せずに、解散登記だけ行っている場合は復活できます。

あとはみなし解散の場合ですね。
みなし解散とは、株式会社で12年間なにも登記を行っていない場合、解散登記がなされてしまう制度です。
こちらの場合ですと、3年以内であれば復活可能です。
3年以上たつとこちらも清算決了登記され復活できなくなってしまいます。


あとはもう一つ注意していただきたいのが費用のところですね。
会社の復活登記に4万円の登録免許税が必要です。
そのため4万円かけて復活させて、それでも売却益が見込める場合は、復活させて法人を売却したほうがお得です。
ただしそこまでお値段がつかないという場合には、おすすめできないということになってしまいますね。


なのでまずは一度お問い合わせください。
状況確認やお見積りと合わせて、ご説明させていただきます。
今回は以上です。