Case4 別法人を使って代理店をとばしたい


Case4 別法人をたてて代理店を飛ばしたい


M&Aの仲介、あるいは会社売買を行っている弊社ですが、全く予想しない法人の活用方法に遭遇することがございます。
そのたびに世の中様々な事情があるなあ、色んな事を考えるお客様がいるなあと感心してしまいます。
お客様の数だけニーズがあるので、あまりこちらから型にはめないで柔軟な対応を心掛けたいものです。


さて先日あったのはこんなケースです。
お客様はシステム系IT会社の社長様。
かなり大手のシステムの開発・保守を受注してらっしゃるようでした。

ところがその受注にあたってクライアントとの間に代理店が入っていると。
下請けの下請け、孫請けのようなイメージなのでしょうか。
クライアントも請け負う方もそろそろ代理店を飛ばしてお仕事したいと、そのようなお話でした。
とはいえそのまま直接契約なんてしようものなら発覚したときにとんでもないことになる
契約を迂回させるために弊社で法人格を購入したいというご要望でした。

私なんかの考えですと会社を新しくつくればいいのでは?と思いますがそうもいかないようで。
既存の昔からある法人を使うことでばれにくくなるんでしょうか?
本当に色々なご事情、ケースがあるなあと感心いたしました。

まあ弊社も仲介業のようなものですので、間に入った業者を飛ばすというのもそれはそれで困りものなのですが。
なのでこの事例をそのままお勧めするというわけではございません、契約違反の推奨になっても困りますし。
ただ売主様・買主様を問わずそれぞれ多種多様なお考えがあると思いますので、ぜひ一度ご相談ください。
失礼な話ですが、こんな会社がまさか売れるとは!ということもあるのがM&Aの面白いところなんです。
どんなにニッチなご要望でも需要と供給があってしまえば取引が成立しますので。

それでは今回はこの辺で。